
ベクトルネットワークアナライザ(VNA)とは?基本原理と役割
ベクトルネットワークアナライザ(VNA)は、回路やアンテナ、ケーブルなどの高周波部品に信号を入力し、反射・透過してくる信号の振幅と位相(Sパラメータ)を測定する装置です。「電波が思い通りに伝わっているか」を数値と位相情報の両方で捉えられるため、高周波設計における最も基本的かつ重要な評価機器といえます。
ベクトルネットワークアナライザを選定・比較する4つの重要スペック
VNAを選定・比較する際は、主に次の4つのスペック項目に注目します。
- 周波数範囲:9kHzから8.5GHz、13.5GHzなど機種によって幅があり、対象デバイスの動作周波数をカバーできるかがまず重要です。
- ポート数:2ポートが標準ですが、4ポート機はディファレンシャル信号やフィルタのクロストーク評価など、より複雑な回路評価に対応できます。
- 測定確度・ダイナミックレンジ:校正キットとの組み合わせで実現される測定精度。研究データの再現性に直結します。
- 掃引速度:多点測定や量産検査を意識する場合は掃引の速さも比較ポイントです。
ベクトルネットワークアナライザが活躍する主な研究・用途
VNAは、主にあらゆる高周波・マイクロ波分野の研究開発で広く活用されています。
- アンテナ設計における反射特性(VSWR)・放射効率の評価
- フィルタ・カプラなど高周波部品の特性評価
- 材料の誘電率・透磁率測定(マイクロ波材料科学)
- ケーブル・コネクタの伝送損失評価
- 5G・ミリ波デバイス開発における回路検証
複数の研究テーマを並行して抱える研究室では、実験系統ごとに専用のVNAを設置したいというニーズが多く、そのために中古機で台数を確保するケースが増えています。
中古ベクトルネットワークアナライザを導入するメリット
キーサイト・テクノロジー(Keysight)のENAシリーズなど、現行の高性能VNAは新品価格が非常に高額です。
「中古研究機器.com」では、こうした機種をメーカー校正・動作確認済みの状態で、新品の半額以下から取り扱っています。
研究室を新設するタイミングや、既存機の増設・予備機確保の場面でも、初期投資を抑えながら十分な測定精度を確保できる点が支持されています。
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対象デバイスの周波数帯や測定したいSパラメータの種類を教えていただければ、適合する候補機種と価格帯をご案内します。
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